ボランティア団体「IGO AMIGO」が主催する、年に一度の囲碁のお祭りです。 老若男女、とくに若い人たちに、囲碁のおもしろさを知っていただくために開催しています。 イベントへの参加はほぼすべて無料。囲碁をまったく知らない人も、ちょっと知ってる人も、 すごーく知ってる人も、みんな楽しめるようにいろんな企画をご用意しています。
IGO FESTIVALは、2007年から、毎年秋に開催されてきました。07年は池袋のサンシャインシティで、 08年は六本木ヒルズの展望台で、09年と10年は六本木ヒルズのアリーナで。 回を追うごとに増えてゆく参加者に後押しされるように、だんだん大きなイベントになっていきました。 いまでは毎年、数千人のお客さまに楽しんでいただく催しになっています。
「六本木ヒルズで囲碁? 数千人?」――そうなんです。意外でしょう? でも、ホントは全然意外じゃない。 囲碁って、何千年も昔からずっと楽しまれているゲームなんです。奈良時代のお役人も、平安時代の貴族も、 戦国時代の武士たちも、みんな囲碁、大好きでした。数千年間、一度たりとも途絶えたことはありません。
きっと囲碁は、人間にピッタリなゲームなんだと思う。僕たちは、この世に生まれ、ものごころがついて、 大人になって失敗したり悩んだり、ときには誰かに愛され、誰かを愛して、やがて老いて故郷を懐かしみ、 そして静かに死んでゆく。そんな人間喜劇の相棒に、きっと囲碁はピッタリなんだと思うのです。 そしてそれは恐らく、現代の人々にとっても同じことなのではないでしょうか。
「IGO FESTIVAL 2011」。今年は装いも新たに、東京・目白の街を舞台に開催することになりました。 ホールではもう、収まりきらない。ひとつの街を舞台に見立てて、2日間、あの店やこの店で、 あの道やこの道で、囲碁のお祭りを開催します。
目白は歴史と文化の香るまち。古い建物も、昔ながらのお店も、将軍さまの別荘も、 みんなちゃんと残っています。例えば目白通りの古本屋さん。ご主人と立ち話をしていたら、 近代の著名な作家の名前がポロポロ出てくる。「あの人は無精な人でねえ」なんて。 みんな昔、ご主人の知り合いだったんですって。こんなこと、目白の街では朝飯前の当たり前の話なんです。
さあみなさん、準備はいいですか? 歴史と文化の香る街で、数千年間愛されつづけた人間遊戯を、 はじめる準備は整ったでしょうか。最近話題の囲碁ガールも、きっとたくさんやってきます。 「囲碁は古い」だなんて、もう言わせない。囲碁の歴史は古いけれど、人間はつねに新しくありつづけています。 囲碁の価値を、現代に再発見する――。きっとすてきな目白の休日を、みなさまにプレゼントいたします。
進化する伝統へ、ようこそ。
IGO FESTIVAL 2011 実行委員会
(文責:IGO AMIGOディレクター 松原独歩)