IGO AMIGOのHPがリニューアルされたことを記念して、田尻悠人四段に指導碁を打っていただきました。 「H」をかたどった、いつもと違う変則置碁。普通の7子局に見えますが、よくよく見ると辺と隅の石が全て5線に配置されています。隅を黒地にするまでに苦労しそうです(汗)挑戦するのはスタッフの松尾さん。果たして勝負の結末は!?

最初に実践の盤面から問題を出題します。対局者になったつもりで挑戦してみてください

問題

20170909-matsuo_taziri-fig1

白がとノビたところです。黒は A ・ B ・ C のどちらに打つのが良いでしょうか?

棋譜

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田尻プロのワンポイントレッスン

黒が上辺に打ち込んだところから戦いが始まりました。白が黒2子を取るわかれになりましたが、黒12では・・・

参考図1とこちらをノビる方が良さそうです。黒石の多いところなので、十分に戦えます。7のようになれば、白石は二つに分断されて苦しそう(>_<)。

続いて白が77で切った場面。実践のように打つ前に・・・

参考図1と2の交換をしておきたかった。1に手抜きをすると2の場所に黒に打たれて右辺の白が取られそうなので、白は2と受けるくらい。1と2のおかげで中央の黒が強くなるので、安心して左辺を黒地にすることができました。13のキリも厳しいです。

最後に黒88の場面。実践は左辺を頑張りましたが・・・

右上からの黒も完全には生きていないので、両方攻められないように1と中央の黒を守っておくほうが良かったと思います。中央が強くなれば、2と左辺を連打されても、3と攻めて黒が主導権を握れます。

総評

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結果は白中押し勝ち。最後は右上の黒が取られてしまいました。田尻プロの出切りからの攻めが強烈でしたね。松尾さんの苦しみや辛さが隣で見ていてひしひしと伝わってきました。最後に、両対局者からいただいた感想を掲載します。

田尻プロ: このような特殊な形の置碁は初めてだったので、初手からどう打てばよいか戸惑いました。松尾さんは序盤から好戦的な打ちぶりで、上手く置石を活かしていたと思います。黒70手目では、コスミ(実戦76の位置)でしっかり繋がっておけば黒が分かりやすかったでしょう。そのあとの戦いで、右上の黒一団が取られてしまったのは残念でした。なかなか面白い企画ですね。皆さんも色々な形の置碁を試してみてはいかがでしょうか。

松尾: 変則的な置き碁とは言え、7子なので穏やかに打てばよいと思っていました。しかし、各所で切りを打たれ、弱い方を逃げていくともう片方も弱くなり苦しい戦いになりました。形勢判断して譲れるところは譲り、地合の勝負に持ち込んでいれば、もう少しいい勝負ができたかなと思います。切られた際の対処などがとても勉強になった一局でした。

最初のブログ記事にふさわしい大熱戦でした。田尻プロ、松尾さん、対局お疲れ様でした(^・ェ・^ノノ゙☆パチパチ